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【無料対決】NumbersとExcelどちらが使いやすいのか比較してみた

しんたろ。
こんな方にオススメ
  1. Mac NumbersとMac Excelの特徴は?
  2. Mac NumbersとMac Excelの機能面の違いは?
  3. Twitterで実際にNumbersを使用している43人にアンケートを撮ってみた

 MacがカッコいいからWindowsからMacに乗り換えた人や、初めてMacを使う人で「この作業はにはどのソフトを使用すれば良いのだろうか?」という悩みを抱える人が多いです。

 ちなみに私は、MacがかっこいいからWindowsから乗り換えました笑

 Windows環境では、「Microsoft Office」を使用すれば大丈夫でしたが、Macでもそれが通用するのだろうか?テキストエディタの定番はなんだろうか?疑問はたくさんあります。

 今回はPCソフトの定番といえば表計算ソフトということで、MicrosoftがMacように販売している「Office for Mac 2019」のひとつ、「Excel for Mac(Microsoft 365 サブスクリプション)」とApple製のOffice sweet「iWork」にある「Numbers」を比較します。

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Mac NumbersとMac Excelの特徴は?

まずは各表計算ソフトの特徴をみていきましょう。

NumbersとExcel比較1

こちらの図解に沿って詳しく解説していきます。

Apple製 表計算ソフト「Numbers」

 Appleが提供しているNumbersは表計算ソフトとしては「特殊」でiWorkの最後に登場したこのNumbersは当初、Excelとの互換性などで話題になりました。

 Numbersはどらかというと「表計算やグラフが自由に配置できる」点が強いといえます。

Numbersモデル図

 Numbersで編集を行うと、Excelには無い「可変式」の機能があり、簡単に言うとグラフや表などの大きさや位置を自由に動かすことができます。

 その他の使い方はExcelとそこまで大差なく、最終的にイメージしたビジュアル通りに作成できる点が強みです。

 PowerPointに近い要素を持つNumbersですが、上記のようなビジュアル要素がメインのため、Excelマクロのような機能がありません。

表計算ソフトといえば「Excel」

 MicrosoftのExcelは日本企業で驚異のシェア率を誇っており、2022年時点で驚異の98.6%1です。多くの表計算ソフトはExcelを基本としているため、データの互換性がとても高いです。

Excelモデル図

引用元:※1キーマンズネット・Microsoft Excelの利用状況(2022年)

 Excelは「ブック」の中に「シート」があり、シートの中に細かく分けられた「セル」に値や数式を入れて利用します。シートは1つのブックの中で複数枚持つことができ、他のシートを参照して計算ができます。

 例えば、シート1にグラフや表だけを表示させておき、シート2にグラフや表の数値や計算式を入れておくと見栄えもよく、またメンテナンスも行いやすいです。

Mac NumbersとMac Excelの機能面の違いは?

機能面の違い①:関数

NumbersとExcel比較

 まず表計算ソフトの醍醐味、関数について。関数の種類はNumbersで262個に対して、Excelは486個と細かさではExcelが圧倒的です。

ただしExcelは種類が多いですが、非常にマニアックな関数が多いため、一般的な使用をする関数で見てみると、Numbersの関数とそこまで大差がありません。

 特殊な対応を想定して緻密な計算を行うのであればExcelに軍配が上がりますが、会社の報告書作成レベルの統計処理や経理処理に関しては、特にNumbersでも問題ありません。

Excel数式パレット
※Excelの数式パレット
Numbers数式パレット
※Numbersの数式パレット

Numbersで使える関数が気になる方は、公式ページに関数が記載されていますので下記リンクを参照ください。

>>[公式]AppleでNumbersで使える関数をチェックする

【結果】Excelが有利。しかし、一般的な用途なら大差なし。

機能面の違い②:マクロ

NumbersとExcel比較3

 「自動化」をするためにはマクロ機能が欠かせませんが、こちらはExcelのみの機能なので、処理の操作や自動化を使用したいのであればExcelを選ぶしかありません。

 マクロは「開発」タブ→「Visual Basic」を開いて使用します。マクロを使う基準は、何度も同じ処理を繰り返すときに重宝します。例えば印刷、表計算など。

マクロ説明

【結果】自動化をするのであればExcel一択。

機能面の違い③:グラフ

NumbersとExcel比較4

 グラフ機能でみるとExcelに関しては、種類がとても豊富。一方Numbersは基本的な縦棒/横棒/折れ線/円グラフ/散布図などはあるがNumbersは種類が少ないです。

◇Excelの場合 数値を入力→グラフを作成

◇Numbersの場合 グラフを選択→数値を入力

 Numbersはグラフを選択してから数値を入れ込むことで直感的に作成できると言われています。

 ですが、私はExcelのグラフが作成しやすいです。理由は先にデータを整えてグラフにするので、グラフ化は問題なくできます。

【結果】比較的簡単なグラフを作成する場合はNumbers、複雑なグラフを作成したい場合はExcelが長けている。

機能面の違い④:レイアウト

NumbersとExcel比較5

 レイアウトに関しては、自由度が効くNumbersが良いです。シート上の表を個別に設定できるので、シートの上下に表を二枚配置したいときに全体の大きさや、列幅をそれぞれ指定できるメリット有り。

 Excelだと、一つ作成した表の下に新しく表を追加した際、列幅を別々で管理できないといった状況に陥ります。

テキストボックスなどを使えば、ある程度自由は効きますが、やはり表が重なっている箇所の列幅調整に融通が聞かない点はNumbersに軍配が。

【結果表を複数設ける場合、Numbersの自由さが素晴らしい。

機能面の違い⑤:テンプレート

NumbersとExcel比較6

 ExcelもNumbersも、テンプレートを元にして文章を作成することができますが、Excelに関してはテンプレートの数が非常に多いです。

ですがExcelに用意されているテンプレートは、グラフ用紙や請求書などの一般的な表計算ソフトで使われるシンプルなデザインが多いため、ある意味で個性が無いですが実用的です。

 一方のNumbersでは、画像など使用した非常に見栄えの良いレイアウトが用意されているため、出力した時のデザインはとても美しい。

 ただし、Excelにはデフォルトで用意されているもの以外に「オンラインプレート」が用意されており、インターネット経由でサムネイルを選択するとダウンロードして利用することができます。

 ビジネス素材サイトで無料で配布されているExcelテンプレートも多数あり、Windows版Excel向けに作成されたテンプレートも利用できるため、選べるテンプレートの豊富さやバリエーションの広さでは、やはりExcelに軍配が上がります。

【結果テンプレートの数やバリエーションではExcelがに軍配が。ただしNumbersのテンプレートは美しいので使用する価値が大いにある。

機能面の違い⑥:Windows ExcelとMac Excelとの互換性

NumbersとExcel比較7

 Excelには、Windows版ExcelとMac版Excelがあるので、2つの互換性について解説します。基本的には互換に関して問題は無いですが、1つだけ注意点があります。

それはフォントです。Office for Macのインストール時にMeiryoフォントがインストールされていますが、その他のWindowsでしか利用できないフォントは表示できないので注意が必要です。

 一方のNumbersについては、Excelファイルを開けるものの、やはりそのブランド性から互換性のない部分があります。例えば「印刷領域の設定」や、「ウィンドウの固定」など細かい部分がエラーで表示されるため、手修正が必要になります。

また保存する際に形式を変更しないと、NumbersのファイルをWindows Excelで開けない大きなデメリットが存在します。この問題の解決方法は後ほど解説。

Excelのデータを読み込んだ際に、どの部分が対応していないか警告ダイアログにてエラー内容が表示されるため、内容を確認しながら修正をおこなうことになります。

【結果OSが違ってもExcel同士は問題なく互換性が高い。

Windows Excelに変換するための設定方法

Windowsで開くための説明1
  • 「ファイル」→「書き出す」→「Excel」を選択
Windowsで開くための説明2
  • 「Excel」タブ→詳細オプション「.xlxs」or「.xls」を選択し「次へ」をクリック
Windowsで開くための説明3
  • 保存先を指定して「書き出す」をクリック -COMPLETE-

機能面の違い⑦:Macとの親和性

NumbersとExcel比較8

 ExcelとNumbersが「Mac」に対してどこまで親和性があるかを解説します。ExcelもiPhotoからデータを呼び出せるなど、Macと一部機能の親和性があります。

 NumbersはやはりApple製。iCloudを利用すればiPhone/iPadとパソコン間でデータを連携させることが可能で、Apple IDの取得により、無料で5GBの領域が提供されています。

【結果Numbersは問題なくMacと抜群の相性。Excelも特に問題はない。

機能面の違い⑧:iPhone/iPadとの互換性

NumbersとExcel比較9

 NumbersアプリをiPhoneやiPadにインストールして利用することができ、Mac上で作業したデータをそのまま利用できます。

ネット環境さえあれば、先程解説した「iCloud」を介してデータのやりとりを円滑におこなうことができます。

 一方、Excelの場合もMicrosoft Excelアプリがあるため、端末にインストールして利用することができます。こちらも同じくネット環境さえあれば無料で使用することができます。

 Excelアプリについては、別記事にまとめていますのでご参照ください。

>>無料で使いたい人必見!iPadでエクセルを使うメリットを解説

【結果どちらも専用のアプリがあるため、問題なく使用できる。

機能面の違いまとめ:Excelはデータ処理、Numbersはデザイン重視

 8つの視点から機能面の違いを比較しましたが、いかがだったでしょうか。

 自動化で普段の業務を快適におこないたい方やデータ処理を重視する方は、「Excel」がオススメです。

豊富な関数やグラフ、自動化をおこなうためにマクロやデータの互換性など、『効率化の計算機』として使用するのであれば、Excelは非常に優秀な表計算ソフトです。

 一方、Numbersをオススメする方「ExcelをWord代わりに使用している人」「上長へ提出する報告書や資料を見栄え良く作りたい人」が該当します。

手軽にレイアウトができ、かつ見た目が美しい報告書を作ることができる。

列や行の幅に制限されることがないため、足りない表を個別で増やし、なおかつ文字もグラフも自由に配置できる自由度の高さは、Excelを長く使っている人ほど便利さを実感できます。

【結論

  • Excel ・・・ 作業を効率化したい人向け
  • Numbers ・・・ デザイン重視で報告書などを作成したい人向け

今後を見据えるとiPadのPC化でNumbersの価値があがる可能性有り

 ここ最近はiPadのPC化が進み、iPadでもアプリさえ入れておけば手軽に表計算ソフトが使えます。

 PC用のOSシェアはWindowsが圧倒していますが、タブレットのシェアはAppleが圧倒しています。今後タブレットの作業が主流になる時代が来たら、Numbers利用者が増加することでしょう。

Twitterで実際にNumbersを使用している43人にアンケートをとってみた

 Numbersの使用感などを43人の方が協力してくれたので、レビューとしてまとめてみました。

Q:「Numbers」のメリット・デメリットを教えて下さい。

  • 無料でここまで使えるのは凄い
  • 見栄え重視の書類を作るときに重宝
  • MicrosoftのPowerPointを使わなくなった
  • 好印象な書類が作れるのは、作業効率が良くて便利
  • iPhoneやiPadで簡単に使えるので、出先でも使えて便利
  • PagesやKeynoteなど連携すると、同じMacユーザーであればExcel不要
  • 画面がシンプルで見やすく、操作の大部分はExcelやGoogleスプレットシートよりもわかりやすい
  • 海外企業と英語でビジネスにはNumbersが欠かせない!
  • Excelのとの互換性向上
  • WindowsでNumbersのファイルを開けない
  • 古いバージョンで作成したファイルが開けない
  • 高度な関数が使えないので、Excelを使わざるを得ない
  • Excelデータを開いた差に罫線が表示され、消す作業が手間
  • Excelに変換するとズレが生じるので、互換性を高めてほしい
  • UI/UXや普及度は、GoogleスプレットシートやExcelのほうが優秀
  • Excelの代用品/代替品という感覚で編集すると、ページ編集整形と計算との二股かけすぎで、どっちつかず感がある。
  • 関数を使った計算式を使う際に、入力スペースがセルの上にあるため、左右のセルを覆い隠して見えなくなり使いにくい

まとめ:用途に応じて使う方を選ぶ

私は断然Excel派なのですが、デザインがとてもキレイなのは良いですね。

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