【Excel】SUM関数の使い方|合計を求める基本から時短テクニックまで解説

ExcelのSUM関数は、最も基本的で最もよく使う関数です!合計を出すだけでなく、入力を速くするテクニックも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- SUM関数の基本的な使い方(範囲指定・個別指定)
- SUM関数でよくあるミスと回避方法
- 数式のコピーと値の貼り付けのテクニック
- オートSUMやショートカットで入力を速くする方法
- ステータスバーで合計をサッと確認する方法
SUM関数とは?基本的な使い方を解説
SUM関数は、指定したセル範囲の数値を合計する関数です。Excelで最も使用頻度が高い関数のひとつで、売上集計や経費計算など、あらゆる場面で活躍します。
基本構文は以下の通りです。
=SUM(セル範囲)SUM関数には「範囲指定」と「個別指定」の2つの方法があります。それぞれの使い方を見ていきましょう。
範囲指定で合計する方法
連続したセルの合計を求める場合は、コロン(:)を使って範囲を指定します。
=SUM(A1:A10)合計値を入力したいセルをクリックします。
「=SUM(」と入力し、合計したいセル範囲をドラッグで選択します。
「)」を閉じてEnterキーを押すと、範囲内の数値が合計されます。
個別にセルを選択して合計する方法
離れた位置にあるセルを合計したい場合は、カンマ(,)で区切って個別にセルを指定します。
=SUM(A1,A3,A5)Ctrlキーを押しながらセルをクリックすることで、離れたセルを複数選択できます。
SUM関数でよくあるミスと回避方法
SUM関数を使うときに注意したいのが、行を挿入したときに範囲が自動拡張されるという仕組みです。
例えば「=SUM(A1:A5)」と設定している状態で、A3とA4の間に行を挿入すると、範囲が自動的に「=SUM(A1:A6)」に変わります。これにより、意図しないデータが合計に含まれてしまうことがあります。
回避方法: 行の挿入が頻繁に発生する表では、個別指定方式を使うか、SUM関数の範囲にあらかじめ余裕を持たせておくと安全です。
SUM関数を他のセルにコピーする方法
SUM関数を入力したセルを他のセルにコピーすると、セル参照が自動的に調整されます。これはExcelの「相対参照」という仕組みです。
数式のコピーと値の貼り付けの違い
通常のコピー&ペーストでは数式がコピーされますが、「値の貼り付け」を使うと、計算結果の数値だけを貼り付けることができます。
値の貼り付けの手順
合計が入力されたセルを選択し、Ctrl+C(Macの場合はCommand+C)でコピーします。
貼り付け先のセルを選択し、右クリックでメニューを開きます。
数式ではなく、計算結果の数値だけが貼り付けられます。元のデータが変更されても、貼り付けた値は変わりません。
SUM関数の入力を速くする3つの方法
SUM関数は使用頻度が高いため、素早く入力できるようになると作業効率が大幅にアップします。ここでは3つの時短テクニックを紹介します。
ショートカットキーで一発入力
SUM関数にはショートカットキーが用意されています。
| OS | ショートカット |
|---|---|
| Windows | Alt + Shift + = |
| Mac | Command + Shift + T |
合計を表示したいセルを選択した状態でこのショートカットを押すと、自動的にSUM関数が入力され、隣接するセル範囲が選択されます。
オートSUMボタンを使う
「数式」タブにある「オートSUM」ボタンをクリックすると、自動的にSUM関数が入力されます。隣接する数値の範囲も自動で検出してくれるため、ワンクリックで合計を出せます。
関数名の自動補完(@SU)を使う
セルに「@SU」と入力すると、関数の候補リストが表示されます。リストから「SUM」を選択してTabキーを押すと、SUM関数が自動入力されます。
ステータスバーで合計をサッと確認する方法
関数を入力しなくても、セル範囲を選択するだけでExcelのステータスバー(画面下部)に合計値が表示されます。
ステータスバーには以下の情報が表示されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均 | 選択範囲の平均値 |
| データの個数 | 選択範囲のデータ件数 |
| 合計 | 選択範囲の合計値 |
ちょっとした確認作業であれば、SUM関数を使わなくてもこの方法で素早く合計を確認できます。
SUM関数をVBAで自動化する方法
SUM関数の合計処理をVBAマクロで自動化すれば、複数シートの合計行を一括で追加できます。
' 全シートの売上合計を自動計算するマクロ
Sub 全シートSUM合計()
Dim ws As Worksheet
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
Dim lastRow As Long
lastRow = ws.Cells(Rows.Count, "B").End(xlUp).Row
ws.Cells(lastRow + 1, "A").Value = "合計"
ws.Cells(lastRow + 1, "B").Formula = _
"=SUM(B2:B" & lastRow & ")"
Next ws
MsgBox "全シートの合計行を追加しました"
End Sub
Sub 全シートSUM合計()
Dim ws As Worksheet
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
Dim lastRow As Long
lastRow = ws.Cells(Rows.Count, “B”).End(xlUp).Row
ws.Cells(lastRow + 1, “A”).Value = “合計”
ws.Cells(lastRow + 1, “B”).Formula = _
“=SUM(B2:B” & lastRow & “)”
Next ws
MsgBox “全シートの合計行を追加しました”
End Sub
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | 商品名 | 売上 |
| 2 | 商品A | 150,000 |
| 3 | 商品B | 80,000 |
| 4 | 商品C | 200,000 |
| 5 | 合計 | 430,000 |
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | 商品名 | 売上 |
| 2 | 商品A | 180,000 |
| 3 | 商品B | 95,000 |
| 4 | 商品C | 170,000 |
| 5 | 合計 | 445,000 |
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | 商品名 | 売上 |
| 2 | 商品A | 210,000 |
| 3 | 商品B | 110,000 |
| 4 | 商品C | 190,000 |
| 5 | 合計 | 510,000 |
☝ シートタブをクリックして各シートの合計を確認してみましょう
SUM関数でよくある質問(FAQ)
Q. SUM関数で別シートのデータを合計できますか?
はい、できます。「シート名!セル範囲」の形式で指定します。
=SUM(Sheet2!A1:A10)複数シートの同じ範囲を合計する場合は、以下のように「3D参照」を使います。
=SUM(Sheet1:Sheet3!A1:A10)Q. SUM関数とSUMIF関数の違いは何ですか?
SUM関数は指定した範囲の全数値を合計します。SUMIF関数は条件に一致するデータだけを合計する関数です。例えば「商品Aの売上だけを合計したい」といった場合にSUMIF関数を使います。
Q. SUM関数で文字列や空白セルはどう扱われますか?
SUM関数は文字列と空白セルを自動的に無視し、数値のみを合計します。エラーが発生することはありませんが、数値のつもりで入力したデータが文字列として認識されていると、合計に含まれないので注意が必要です。
Q. SUM関数の結果が0になるのはなぜですか?
主な原因は以下の通りです。
- セルの値が文字列として認識されている(数値に見えても文字列の場合がある)
- 参照範囲にデータが入っていない
- セルの書式設定が「文字列」になっている
まとめ
この記事では、ExcelのSUM関数の使い方を基本から時短テクニックまで解説しました。
- SUM関数の基本:
=SUM(範囲)で数値を合計。範囲指定と個別指定の2つの方法がある - よくあるミス: 行挿入時の範囲自動拡張に注意
- コピーのコツ: 値の貼り付けで数値だけ転記できる
- 時短テクニック: ショートカットキー、オートSUM、@SU補完の3つ
- ステータスバー: 関数なしで合計をサッと確認
SUM関数はExcelの基礎中の基礎ですが、ショートカットなどのテクニックを覚えれば、日々の作業スピードが格段に上がります。ぜひ活用してみてください。
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